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TENDERLOIN

タイトル:医療事務の採用で失敗しないためには?


よく言われることだが、調剤薬局において医療事務は顔である。

(他の医療機関でもそうだが)

患者さんが一番薬局に入ってきて一番最初に接するのは医療事務なので、医療事務の印象が薬局の印象のかなりの割合を占めると言っても過言ではないだろう。


ただ、悲しいことに感じの悪い医療事務は巷にあふれているし、医療事務の雇用で頭を抱えた経営者も数多くいると思う。


かくいう私も医療事務を数多く雇用してきたが、雇ったはいいものの、勤務態度が悪かったり、すぐに辞めてしまったり数多くの失敗をしてきた。


この記事では医療事務の採用で失敗しないための注意点を書いていきたいと思う。

ただ、月並みな内容だと面白みがないので踏み込んだ内容を書きたいと思う。


1⃣パートタイマーしか経験してない人材には注意?


勿論、全員が全員ではないが、「パートタイマー」としてしかキャリアを歩んでいない人材は正社員としての責任感が欠如している場合が多いように見受けられる。


言葉は悪いが「ぬるい人材」が多い。


筆者の経験上、希望休を頻繁に取ろうとしたり、仕事を残してしまっているのに平気で帰ろうとしたり。プライベートの優先順位が高すぎるきらいがある様に思われる。

(繰り返し言うが勿論全員ではない)


正社員としての与えられた仕事はしっかりと終わらせるという責任感が備わっていない可能性があるのだ。


もしパートタイマーしか経験してない人材を採用する場合は、内定を出す前に正社員としての意識をしっかりと念押しするか、パートタイマーとして採用してそこから条件を満たしたら社員へ昇格させるような形態を取る等の対策が必要なのかもしれない。


ちなみに筆者としては上記の理由に加えて、能力不足で正社員には昇格出来ずにパートタイマーとして働けなかった可能性もあるので、滅多に雇用することはない。


2⃣大卒の応募者には注意?


今までの経験上、大卒の医療事務はものにならない場合が多い。これも合わせて注意が必要だと個人的には思う。

「経営者と学歴が近いので話がしやすそう」「大卒だから優秀なんだろう」といった考えで筆者も大卒を幾度となく採用をしてきたが、尽く能力が低くものにならなかった。


大卒で薬局の医療事務を応募する人材はどの様な人材なんだろう?それを考えてみると答えが出る気がする。


通常大卒のボリューム層は日経225等の大手企業や公務員を志望する。

大手企業や公務員、さらにはそれ以外の中小企業等にも行けなかった人材が薬局に応募して来ている可能性がある。


あくまで筆者の主観だが大卒のボトム層よりも、高卒や専門卒のアッパー層の方が優秀な場合が多いと思っている。



3⃣会社都合退職に注意?


個人的に履歴書にこの文言が記載されていた場合、警戒レベルが最上限まで上がる。

会社都合退職になる理由は、


「事業所が閉店・業績悪化によるリストラ」もしくは「何か問題を起こしたことによる解雇」の2種類しかない。


もし会社都合退職の理由を聞いて、後者が否定出来ないような不明瞭な答えが返ってくるようなら間違いなく採用をしない方がいい。


昨今ネットでデジタルタトゥーという言葉を目にするが、会社都合退職も就活市場においてそれに近いものがあるかもしれない...


4⃣複数人雇う場合は過去に同じ職場にいなかったか注意?


これも悲しいことに経験があるのだが、医療事務を複数採用する場合、その複数人が過去に同じ職場で働いていなかったかを確認したほうがいい。もし同じ職場で働いていた場合は

自分の会社のやり方よりも、過去の同じ会社のやり方をしてしまう場合が多い。


更には人間関係的にも同じ職場で働いていた場合は、過去に関係性が出来上がっている可能性が高いので医療事務同士が結託し易い。


何か衝突があった場合も 

「過去に同じ職場で働いていた事務員達vs経営者」

という構図になりやすいので、個人的には避けたほうが無難だと思う。


5⃣面接時の体臭チェックは忘れずに?


これは体臭をお持ちの方がいたら大変心苦しいのだが、調剤薬局は建物の構造上匂いがこもりやすいので、体臭持ちの人間がいると大変なことになってしまうことが容易に想像出来るだろう。


ただ、面接中に顔を近づけて体臭をチェックすることなど出来るはずはない。となるといつ確認するのか?

それは書類(履歴書・ハローワークの紹介書類)を受け取る時だ。一番体が接近する。応募者が書類を渡す際に、「きちんと両手で渡す」等所作を確認していると思うが、所作に加えて体臭のチェックを行うことを筆者はおすすめする。



6⃣まとめ


いささか、というかかなりの極論になってしまったが、上記の1⃣~5⃣に注意をするようにしてからは筆者の場合、優秀な事務員が入ってくるようになった。この記事が経営者のみなさの負担を少しでも軽減することにつながれば幸いである。

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